100万円貯めるまでに削った固定費5つ
100万円貯めるまでに削った固定費5つ
前回、「東京での一人暮らし 1」にて、
・家計簿をつけること
・固定費を見直すこと
について語りました。
今回は、具体的に「固定費とは何か?」「どうやって固定費を削減するのか」について書きたいと思います。
固定費、変動費とは何か?
家計簿をつける際、支出は大きく2種類に分類されます。
「固定費」と「変動費」です。
「固定費」とは、月々必ず出費額が決まっている費用のことです。
家賃、水道代、光熱費、通信費など……。
言い換えれば、私たちが生活する上で欠かせないインフラに支払う「生活維持費」です。
「変動費」とは、月々で出費額が変動する費用のことです。
交際費、趣味代、書籍代、携帯アプリゲームへの課金……。
変動費は必ずしも毎月発生するものではありません。
そして、節約をするために、一番大切なのは、「固定費の見直し」をすることだと言われています。
今日は、東京での一人暮らし、家賃や物価が驚くほど高く、もやし生活をした私が、
最初の100万円を貯めるまでに削った「固定費」を5つ紹介します。
1、生命保険の解約
社会人1年目、大学時代の友人が生命保険会社の営業職に就職し、友達のよしみで彼女が販売していた保険に加入しました。
実家暮らしで余裕のあった私はなんと、月に7800円もの保険代を2年間支払っていたのです。
もちろん、生命保険の解約には賛否両論があります。
「いざと言うときに生命保険に入っておくべきなんじゃないか?」
「若い時に入っておけば安く入れるのではないか?」
しかし私は、長期的な目線で考えた時に「自分に生命保険はいらない」という判断をしました。
なぜ生命保険が必要ないかと言う理由を説明すると長くなってしまい、今回の記事の趣旨から遠のいてしまうので、詳しくは後日改めて記事を書きます。
簡単に結論だけお伝えすると、
生命保険というのは、起こる可能性が極めて低い出来事(死亡や寝たきりなど)に対して賭け金をかけるギャンブルのような物です。また、たとえ、病気・疾患・怪我が発生した場合でも、日本の公的医療保障は世界的にもかなりハイレベルな保障を用意してくれています。生命保険に入らなくとも、私たちが収めている税金がしっかりその役割を果たしてくれているので、生命保険は必要ないと考えました。
2、通信費の見直し
いよいよやってまいりました。
「固定費削減」と言えば「携帯・通信費の見直し」といっても過言ではないくらい、「固定費」の中でも、特に手軽で奥深い「携帯・通信費の見直し」。
ノーリスクであるにも関わらず、固定費削減の実感を感じてもらいやすい項目です。
そうです!「格安sim」のお話です!
ちょっと待ってください、今「格安simって難しそう」「どうせ電波通じにくいんでしょ?」と訝しげな目で画面をスクロールしないでください!
2021年9月、電気通信事業法の改正により、これまでになく格安simが利用しやすい時代が来ています!なんと、乗り換えや新規の契約の場合も、「解約金が一切かからなくなった」のです。「乗り換えの時に2万位解約金かかかるし、乗り換えはあと一年待ってからにしよう」と思っている人は、いますぐに格安simの携帯ショップに駆け込んでください!
自分の携帯代は高いのかわからないという方。
自宅用Wifiなどの通信費と、携帯代が合わせて7000円以下に収まっていれば、あなたの通信費・携帯代について、かなりやりくり上手ですね。
ただ、携帯代だけで月7000円〜10000円以上である場合、乗り換えが必要です。
あなたの携帯代は乗り換えることで、絶対にもっと安くなるからです。
「えーでも格安simって電波繋がりにくいんでしょ?」と思いますよね。
私は大学生の頃から格安simを使用していましたが、現在まで「電波繋がりづらい」などの不自由を感じたことはありません。特に東京23区で生活していれば、何不自由なく電波は通じます。
やることはとてもシンプルです。
1、携帯電話会社の乗り換え
これだけです。
どこの会社がいいかはまた改めて記事を書きますね。
ちなみに私はahamoと、docomoのホームルーターを使用しています。
月々の支払いは、Wifiと携帯代を合わせて、7000円以内におさまっています。
3、電気代の節約
こちらはかなりストイックな節約術なので、万人にお勧めはできないのですが、基本、家の電気は使っていません。
じゃあどうしているのかというと、
充電池と充電式ライトを職場で充電し、キッチンと風呂場では充電式ライトを使用。
充電池は、寝室でニトリの間接照明ライトにつなげて使用しています。
寝るまでの時間だったら全然持ちます。
それから、なるべく冷暖房は使いません。自宅にはほとんどおらず、休日は近所の図書館で、勉強したり、本を読んだりして時間を過ごしています。
しかし、体を壊しては元も子もないので、結構暑い日には冷房をつけて寝ています。
あまりストイックにやりすぎると体を壊してしまうかもしれないので、冷暖房についてはあまり厳格にならず、ほどほどに使用なさってくださいね。
4、食費
私、ご飯食べるの、大好きなんです。
しかも、かなり食べます。
職場は赤坂にあるので、職場周辺にお気に入りのお店も多く、
実家暮らし時代は毎日のようにランチを食べに行っていました。
しかし、1000円のランチ代、毎月積み重なればかなりの額になります。
改めて計算するとなんと月15000円〜20000円もランチ代に使っていました!
まず、「外食は人と食べる時にしかいかない」と決めました。
基本的には毎日自炊に切り替え、お昼はお弁当を作って持っていくようになりました。
自炊は慣れるまでが大変でしたが、外食を食べていた頃のように、なんとなく毎日胃がもたれていた感じもなくなり、健康になったような感じがしています。
5、交通費
ちょうどコロナになり、電車に乗るのがなんとなく億劫になったので、
会社に内緒で、自転車通勤を始めることにしました。
我が家から職場までは自転車で約50分。平坦な道です。
実家のある八王子市で、山道ばかり自転車で走っていた大学生時代を思えば、平坦な道50分はかなり楽です。運動不足の解消にもなります。
ただ、これは会社支給の交通費を浮かせるために、内緒で通勤しているのであくまで自己責任を問われる行動になります。会社には「電車で通勤」と伝えているにも関わらず、自転車通勤中に何かの事故に巻き込まれたり、事故を起こしてしまっても労災はおりません。なので、時間に余裕を持って出発し、歩行者や車、バイクに十分に気を払い、間違っても絶対に事故を起こしたり、巻き込まれたりしてはいけません。可能であれば、東京での自転車の運転は、車の免許を持っていることが望ましいです。それくらい23区での自転車運転はかなり危険です。
ちなみに私は部長にバレてしまいましたが、特に何もお咎めなしでした。
人事部などに直接抗議されない限りはこのまま続けようと思っています。
何度も繰り返しますが、あくまで自己責任ですので、あまりお勧めはしません。
以上、これらの節約を実践することで、年間30万円は支出を削減することができました。
貯金がないひと、浪費癖がある人の、何かの参考になれば幸いです。